内膜症性嚢胞とは
子宮内膜症の病変が卵巣で発生し、内膜組織からの毎月の月経血が蓄積され、のう胞が形成されたものです。
たまった血液が古くなりチョコレートを溶かしたような暗褐色をしていることから(チョコレート嚢胞)とも呼ばれます。容易に破裂して周囲臓器と癒着するため嚢胞は多発する傾向にあります。MRIではこれら多発する特異な形態と、嚢胞内の血液の信号で診断が確定されます。子宮内膜症自体は良性疾患ですが、卵巣癌、(明細胞癌や類内膜癌)を合併する頻度が高いことが知られており、定期的なMRIによる経過観察が必要です。
内膜症性嚢胞の主な症状
無症状のこともありますが、月経時に下腹部痛や腰痛があり、痛みの程度は様々です。
ひどくなると月経時以外でも痛みがでてくることもあります。
のう胞が破裂すると下腹部に激痛がおこりこの場合緊急手術が必要になります。
内膜症性嚢胞の主な原因
子宮内膜症によって卵巣に嚢胞を来したものを内膜症性嚢胞と呼びます。嚢胞は容易に破裂して周囲臓器と癒着するため多発する傾向にあります。
初診に適した診療科
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