奇形腫(類皮嚢腫)とは
子宮の内側には、生理機能を営む膜「子宮内膜」があります。妊娠すれば、そこに受精卵が着床(もぐり込み)し、妊娠しなければその膜ははがれ落ちて外に血液とともに出てきます。これがすなわち、月経(生理)です。
子宮体癌とは、子宮内膜の細胞が異常に増殖する状態の病気です。したがって、毎月生理があれば(子宮内膜がはがれれば)、たとえ癌細胞が発生しても、腫瘍の塊を形成するまでの時間的余裕がないため子宮体がんにはならないはずです。
原則的には、ほぼ周期どおりの生理が毎月ある女性は、子宮体癌にはなりにくいといわれています。
奇形腫(類皮嚢腫)の主な症状
閉経(50歳)前の場合
生理不順で、月経時以外の少量の出血がみられます。あるいは月経が長引きます。
閉経(50歳)後の場合
性器出血、新鮮な赤色の出血でも、黒い出血でも子宮体癌の疑いがあります。
奇形腫(類皮嚢腫)の主な原因
ホルモン異常。肥満(標準体重より20%以上高いと危険)、高血圧、糖尿病、未産婦、肉食が中心の食事など。
初診に適した診療科
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