奇形腫(類皮嚢腫)とは
子宮のなかで病巣が増殖するため子宮肥大がよくみられ、ふつうは鶏卵ぐらいの大きさの子宮が、にぎりこぶし大やそれ以上に大きくなることもあります。子宮が大きくなるとそれだけ子宮内膜の面積も広くなり、月経時の出血が多くなります。
また、月経後の子宮収縮もわるく出血がいつまでもみられ、そのため貧血症状が強くなります。病気が進行すれば強い月経痛や貧血のため日常生活に支障をきたしたり、不妊症の原因にもなります。子宮腺筋症と子宮筋腫との鑑別は両者の治療法が異なるために非常に重要となります。
鑑別が難しい症例に対してはMRI検査が有効です。
奇形腫(類皮嚢腫)の主な症状
強い月経痛や月経過多
奇形腫(類皮嚢腫)の主な原因
原因不明
(卵胞ホルモンの過剰分泌ではないかと考えられていますが、現在のところまだ確定的なことは分かっていません)
初診に適した診療科
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