子宮頚癌とは
子宮頸部は、外側から皮膚・外陰・膣と連続性に、扁平上皮細胞で構成されています。そして、子宮の入口を少し入ったところで、子宮頸部(頸管)の上皮を構成する腺細胞とぶつかり合うところがあります。この部位の未熟な細胞が異常に増えていく状態が、子宮頸ガンです。
組織型には、もとの扁平上皮が異常増殖する「扁平上皮ガン」と頸部の腺細胞が増殖する「腺ガン」があり、8対2の割合です。後者のほうが、予後は不良です。
子宮頚癌の主な症状
性交後の出血、おりものの増量、不正出血、腰痛、背部痛
子宮頚癌の主な原因
HPV(human papilloma virus:ヒトパピローマウイルス)というイボをつくるウイルスが感染して正常細胞から異型細胞(ガンの前の状態)になります。
異型細胞からガン細胞になるためには、次の刺激(遺伝子へのストレス)が必要です。これには、タバコが重要な役割を担っています。
また、その他いわゆる体全体で感じる「ストレス」も2次刺激となりえます。そして、正常から異型細胞になるのに、6カ月から数年、異型細胞からガン細胞になるのにも、数カ月から数年かかります。
初診に適した診療科
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