胆道拡張症とは
先天的に胆管が嚢胞状または紡錘状に拡張する疾患で、胆管癌、胆嚢癌を合併することがあるので要注意です。 発症は小児から成人まで幅広いが、思春期以降の発症は稀です。治療としては、先天性胆道拡張症は肝硬変や慢性膵炎、胆肝癌、胆のう癌などの原因ともなるため手術による治療が必要です。
拡張した胆道を切除し胆汁と膵液の逆流を防ぐ手術を行います。
これを肝外胆道切除+肝管腸(空腸または十二指腸)吻合術といいます。
胆道拡張症の主な症状
膵液の胆管内への逆流、胆汁の膵管内への逆流にともない、胆管炎や膵炎をおこし、腹痛、発熱、黄疸、嘔吐などの症状を呈します。
胆道拡張症の主な原因
膵管と総胆管が乳頭部括約筋の外側で合流する(胆管膵管合流異常)ため、内圧の関係で膵液が総胆管内に逆流し、その結果として活性化された酵素が胆管壁を傷害し、胆道が拡張します。
初診に適した診療科
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