肝細胞癌とは
肝細胞から発生する悪性腫瘍で、原発性肝癌の90%以上を占めます。圧倒的にアジア人に多く、男女比は約3:1で男性が多く、発症平均は60代前半です。治療法としては肝切除、マイクロウエーブ凝固法(MCT)、ラジオ波凝固法(RFA)、エタノール注入療法(PEIT)、肝動脈塞栓術、リザーバーを用いた肝動脈内抗癌剤投与のよる化学療法、などがあります。
肝細胞癌の主な症状
初期には自覚症状は殆どありません。病状が進行してくると肝硬変を伴う肝機能悪化および腫瘍の増大に伴い、全身倦怠感、食欲不振、黄疸、食道・胃静脈瘤、尿の黄染、腹水による腹部膨満、腹部腫瘤、腹痛、発熱などが出現してきます。合併症による静脈瘤の破裂で初めて気づく場合もあります。
肝細胞癌の主な原因
肝細胞癌のほとんどはウイルス性肝炎から発生します。原因肝炎は、C型肝炎が70~80%で最多であり、次いでB型肝炎が10%~20%と多くなっています。肝炎から肝硬変となった後に肝細胞癌となるケースが多く、特にC型肝炎の多くはこの経過をたどる場合が多くなっています。
初診に適した診療科
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