胃粘膜下腫瘍とは
胃がんは粘膜から発生し進行するにつれてしだいに胃壁の深層に広がっていきますが、胃の粘膜より下層から発生した腫瘍を総称して胃粘膜下腫瘍といいます。 したがってこれを内視鏡で観察すると粘膜の病変ではなく粘膜が下から押し上げられたような盛り上がりを示し、粘膜は一見平滑で変色もなく正常に見えます。
胃粘膜下腫瘍の代表格は筋肉から発生した「胃平滑筋腫・胃平滑筋肉腫」とリンパ組織から発生した「胃悪性リンパ腫」です。胃粘膜下腫瘍はその表面に正常な胃粘膜をかぶっていますので、内視鏡で組織を採取しようとしてもほとんどの場合正常粘膜だけが採取され、病理学的診断のつかないことも経験されます。
CT検査では胃壁から内腔へと突出する辺縁がなだらかな隆起として描出されます。
胃粘膜下腫瘍の主な症状
腫瘍が小さいうちは無症状です。 腫瘍が増大すると部位によっては通過障害や中心部に壊死を来たすと出血して貧血を呈することがあります。
胃粘膜下腫瘍の主な原因
原因不明
初診に適した診療科
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