塵肺とは
多量の粉じんを長年にわたって吸入すると、粉じんが肺に沈着して肺組織の線維が増加し、肺の弾力性がなくなり、せきやたんの増加、時には呼吸困難や動悸を招くことがあります。
空気中に浮かんでいる粉じんの全てが肺の奥まで入ってくるのではなく、粉じんの粒子が大きいと鼻や気管支などで留まり、肺の奥までは入りません。また、小さ過ぎると、吐き出す息と一緒になって再び外へ出ていってしまいます。肺の奥まで吸い込まれて、そこに沈着するのは1ミクロン(1ミリの千分の1)内外の大きさの粒子です。
現在問題となっている、胸膜中皮腫を引き起こす原因としても知られています。
塵肺の主な症状
年余にわたる咳、痰、息切れ、呼吸困難、動悸等が中心です。
塵肺の主な原因
次のような様々な粉じんを長年にわたり吸い込むことが原因です。
石綿、滑石、珪藻土(けいそうど)、ろう石、アルミニウム、ベリリウム、鉄、溶接工(酸化鉄肺)、炭やセメント、砂糖きび、綿、煙草や穀粉など
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