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肺気腫

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肺気腫とは

肺気腫とは、呼吸細気管支と肺胞が拡張し、破壊される疾患です。
肺胞とは、酸素と二酸化炭素を交換する組織です。拡張、破壊により、息を吸うときには、肺に空気が入っていきますが、吐き出すときにうまく空気が肺から出て行かなくなります。徐々に進行し、肺胞が拡張と破壊を繰り返すと、ブラという袋を形成してしまいます。そうして、正常の肺の血管が細くなったり、肺全体が膨張し、呼吸筋である横隔膜を押し下げたり、心臓を圧迫したりします。
自覚としては、体動時の息切れや息苦しさを感じてきます。
その後、胸郭が前後に張り出したり、自分のペースで平地を歩いていても、安静にしていても呼吸困難を生じるようになります。

肺気腫の主な症状

息切れ、咳、痰、痩せが、主たる症状です。
息切れは、季節変動や、日内変動がそれほど著しくなく、体動時に強くなり、休むと改善します。
咳は、肺気腫に感染症を伴ったり、肺性心になったときなど、急性増悪の時に多く認められます。痰は、慢性の気道炎症により過剰になった、気道分泌物によるものですが、やはり、急性増悪の時に多く認められます。

肺気腫の主な原因

肺気腫は病変の分布から大きく分けて、(1)小葉中心性、(2)汎小葉性、(3)傍隔壁型の3タイプに分類することができます。

発生の原因の詳細はまだ不明ですが、肺気腫患者の8割以上が小葉中心型の肺気腫で、且つ喫煙者であることが報告されています。また、α1ートリプシンという酵素が先天的に欠損している場合に、環境因子が加わって発症することもわかっています。その他に、家族集積性があることなどから、遺伝的要素も推定されています。発病時に、煙草を直ちに中止しても、病気の進行を止めることはできません。

初診に適した診療科

呼吸器科

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