脳梗塞とは
- 脳血栓は急激な発作で発症することは少なく、症状はゆっくりと現れます。比較的軽い半身の麻痺や言語障害で始まり数分から数時間かかって病状が進行していきます。 血圧の低下する夜間や朝などの安静時に起こりやすく、手足が動かない、力が入らない、ろれつが回らない、歩行中に倒れるといったような症状がおこります。
- 脳塞栓は脳出血と同様に、急激な発作で発症します。症状の重さは梗塞部位に応じて異なります。
- →1も2も詰まった脳血管をなるべく早く再開通させることで脳へのダメージが最小限にとどめられます。症状が出てから数時間以内の診断・治療が大きなポイントとなる疾患です。 MRI拡散強調画像は虚血による脳組織障害をCTやMRI T2強調画像よりも早期に発見することができます。(症状にもよりますが、発症後30分前後から描出することが可能とされています。)
脳梗塞の主な症状
下肢の筋力低下や麻痺、言語障害、手足が動かない、ろれつが回らない、歩行中に倒れる、頭痛、意識消失などがあります。
脳梗塞の主な原因
脳へ血液を供給する脳血管が様々な原因で詰まってしまい、それより末梢側に血液が行き届かなくなり生じる病気です。原因としては
- 動脈硬化の進行によって脳血管の内腔が狭くなり発症する脳血栓(脳血栓は60歳代以降に多いのが特徴です。)
- 心房細動や弁膜症などの心疾患や、いわゆるエコノミークラス症候群に見られる脱水や血流低下のため、心臓内や血管内にできた血液の固まり(塞栓)が脳に運ばれ脳血管が詰まってしまう脳塞栓(脳塞栓は年齢に関係なく起こります。)
初診に適した診療科
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