頭蓋咽頭腫とは
頭蓋咽頭腫とは、ホルモンの中枢である脳下垂体の近くに発生した腫瘍です。 脳下垂体は鼻の付け根の奥のトルコ鞍という頭蓋骨のポケットのようなところにあります。脳腫瘍の約5%がこの腫瘍であり、発生年齢には小児期と成人との2つのピークが見られます。
診断には造影MRIが必須です。小児の場合は腫瘍内部に石灰化を含んでいることが多く、これはCTでより明瞭に検出されます。
頭蓋咽頭腫の主な症状
- 腫瘍による下垂体ホルモン欠乏による症状(小児の成長障害、全身の脱力や低血圧、低体温や寒冷過敏症、男性では勃起不能、睾丸萎縮、女性では無月経や不妊、短時間に大量の尿が出る尿崩症もホルモン欠乏がもたらします。)
- 腫瘍増大により周辺の脳組織や神経が圧迫されることによる症状(視野や視力の障害、精神障害や意識障害、頭痛や嘔吐、半身不随や言語障害、眼球運動障害、顔面の感覚障害、四肢麻痺、嗅覚の消失や痴呆、失禁)
頭蓋咽頭腫の主な原因
原因不明
初診に適した診療科
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